Mr.ピッチ、鳥栖へ行く「またひとつ芝生のグラウンドがふえました」
 Jリーグの鈴木昌チェアマンは6月13日、「Jリーグ百年構想」の活動で、佐賀県・鳥栖市立の保育園「小鳩園」(園長:末永正子、園児140人)の芝生引き渡し式に出席、地域と民間業者が中心となって行っている芝生化活動の状況を視察した。
 式には鳥栖市長の牟田秀敏氏、鳥栖スタジアムの芝生管理業務を受託しているインターナショナル・ゴルフ・マネージメント(株)(IGM)社長の鈴木信男氏らも出席。また、“芝生仲間”の誕生をお祝いするため、Mr.ピッチも同式典に参加した。
 牟田市長は、「この素晴らしい芝生の園庭をこれからの保育の現場に活かしてほしい」とあいさつ。鈴木チェアマンも「芝生は生きものだからみんなで大切に育ててほしい」とよびかけた。
 その後園児らは芝生のお礼にと「芝生はゴロゴロできるんだ」という歌詞で始まる『Green is good』という自作の歌を披露した。
 梅雨の季節にもかかわらず、Mr.ピッチは晴れ男か、この日は晴天に恵まれ、初夏の日差しに青々と茂る芝生の上で「またひとつ芝生のグラウンドがふえました」と、園庭完成のよろこびを緑の体いっぱいに表現していた。同じく式に参加したサガン鳥栖の小石龍臣、矢部次郎の2選手も式のあと、元気いっぱいのちびっ子たちとボール遊びや鬼ごっこなどをして汗を流していた。
 現在、鳥栖スタジアムを管理する(財)鳥栖市地域振興財団は、家庭や学校などに芝生の庭やグラウンドを広げ、芝生をもっと生活の中に取り込んでいこうという芝生文化推進活動を行っており、同スタジアムの芝生管理業務を受託しているIGMもこれに賛同し、協力。今回、IGMは同社の地域貢献策として鳥栖市に対して芝生とその管理業務を寄贈した。その対象となったのが小鳩園。工事は5月12〜17日にかけて行われ、約450平方メートルにも及ぶ芝生の園庭が完成した。
 同園の末永園長は、「今までは遊具を使って遊ぶ子供がほとんどでしたが、芝生になってからは、外に出て芝生の上で寝転んだり走り回ったりする遊びへと変化してきました。子供たちの体づくりに芝生は欠かすことができません」と話していた。


「鳥栖スタジアム芝生管理セミナー」に後援
 Jリーグ後援の「鳥栖スタジアム芝生管理セミナーが」5月24日、鳥栖スタジアムで開催された。このセミナーは、
(1)Jリーグの基準を満たすハイレベルなスポーツターフを有する鳥栖スタジアムで培った技術を活かし、「芝生のある生活」を広く一般家庭に普及すること
(2)芝生がガーデニングの一環として、気軽に取り組むことのできる対象であることを周知すること
(3)生活の一部としての芝生へと、これまでの認識を転換させることによって芝生文化の活性化を促進する
などを目的に開催されたもので、今後機運が高まっていくであろう校庭緑化運動を、地域住民が側面的に支えられるような体制づくりを目指している。
 24日に開催された同セミナーには80人が参加し、鳥栖スタジアムを運営管理する(財)鳥栖市地域振興財団が司会進行役を務め、同スタジアムの芝生管理を担当しているIGMが講師となり、美しい芝生を保つためのノウハウ、芝生管理の体制づくりなどについて講義を行った。講義終了後は約50分にわたり、雑草対策、水やり、施肥の程度、冬芝オーバーシードのコツ、苔対応などについて熱のこもった質疑応答が行われた。
 このセミナーは、鳥栖市地域振興財団と、IGMの話し合いの中から立ち上がったもので、Jリーグとしても理念の実現につながるものとして、「Jリーグスポーツターフ研究会」との情報とノウハウの共有などを図っていく考えだ。
 本セミナーは今後も継続して行われ、今年は、8月、11月と2004年2月に開催される予定だ。

J.LEAGUE NEWS vol.94
Jリーグニュース2003年7月4日号より抜粋